三陸ジオパーク
悠久の大地と海と共に生きる
~震災の記憶を後世に伝え学ぶ地域へ~
三陸ジオパークは、平成25年9月に日本ジオパークとして認定されました。エリアは青森県八戸市から岩手県の沿岸を縦断して宮城県気仙沼市まで。南北約220km、東西約80kmで、その海岸線は約300kmにもおよぶ日本一広大なジオパークです。
出典:三陸ジオパークオフィシャルサイト
ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。
ジオパークでは、まずそのジオパークの見どころとなる場所を「ジオサイト」に指定して、多くの人が将来にわたって地域の魅力を知り、利用できるよう保護を行います。
出典:日本ジオパークネットワークオフィシャルサイト
釡石鉱山
- ジオサイト
釜石市と遠野氏市の境の山中に10km四方にわたって広がる、広大な鉄鉱石の産出地。
橋野高炉跡
- ジオサイト
現存する日本最古の洋式高炉遺跡。
2015年7月、ユネスコ世界遺産構成資産に登録されている。
三陸復興国立公園
自然の恵みと脅威
人と自然との共生により育まれてきた
暮らしと文化が感じられる国立公園
三陸復興国立公園は、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するために、平成25年5月に創設された国立公園です。
南北の延長は約220km、北部は「海のアルプス」とも称される豪壮な大断崖、南部は入り組んだ地形が優美なリアス海岸が続きます。海岸にはウミネコやオオミズナギドリなどの海鳥の繁殖地があります。また、海岸の独特の環境に適応した多様な海岸植物が生育しており、野生生物を間近に観察することもできます。浅海域にはアマモ場や海藻藻場が形成され、海洋の生物多様性支える場にもなっています。
八戸・宮古・釜石・大船渡・気仙沼など日本有数の水揚げを誇る漁港を有しており、新鮮な海の幸を味わうことができるのも魅力です。災害からの復興を目的のひとつとした、国内では前例のない国立公園であり、防災教育の学習を目的とした人々も全国から訪れています。
出典:環境省オフィシャルサイト