
漁船クルーズの漁師さんが教えてくれたこと。
潮風の爽快さ。海と生きる仕事の魅力。
心地よい刺激に、胸躍った。

まちを支える、地元経営者が教えてくれたこと。
地元への愛と、ゆるぎない信念。
原点にもう1度、立ち返ることができた。

たどり着いた旅館で、
語り部の女将が教えてくれたこと。
すべての命への愛と感謝。未来へと馳せる思い。
深くあたたかな想いに、心を打たれた。
根浜海岸の夕焼けと、青やオレンジにゆらめく砂浜。
胸いっぱいに空気を吸い込み、
さざ波の音に包まれながら、
いつしか、澄みきった自分になっている。

心に、あたらしい風が吹き込んできた。
世界が少しだけ広く、鮮やかに見える。
人々の物語が
あちこちに根を張っており、
この地ならではの気付きや
発見を届けてくれるこのまちは、
まるで博物館だ。
見つけた学びは心に積もり、
明日へのヒントに変わるだろう。

小さな漁村として始まり、
「製鉄」で近代日本を支えたまち。
人々が集い、挑み、
生き抜いてきたここ釜石には、
たくさんの「宝物」が詰まっています。

製鉄に心を燃やした人々の物語。
たび重なる自然災害にめげず、
逞しく生きる人々の生き様。

まちの9割を占める森と、
魚介を育む豊かな海。
自然と向き合う人々の生業。
未来に向けた取り組みと、
まちを支える人々の想い。