釜石市と持続可能な観光

岩手県釜石市

釜石市公式ウェブサイト

東北・岩手県の南東部に位置している人口約35,000人の小都市。世界遺産構成資産「橋野鉄鉱山」を有する、鉱物資源に恵まれた近代製鉄発祥の地です。
海岸部ではリアス海岸の特徴的な自然環境と天然の良港を形成し、その先の太平洋には、世界三大漁場の一つである三陸沖が広がります。
市東部の沿岸部は三陸復興国立公園、また市西部の山林は五葉山県立自然公園、市北西部の和山湿原は都道府県自然環境保全地域にそれぞれ指定されており、豊かな自然環境の保全が図られています。
2011年に発生した東日本大震災による津波で、釜石市も甚大な被害を受けました。三陸地方は、周期的に津波が襲来する土地であり、自然の恵みの享受と同時に、その大いなる脅威に対峙し続けて参りました。

 ー世界に開かれた三陸の中核都市として 先駆的なまちづくりへの挑戦ー
釜石オープン・フィールド・ミュージアム構想の実現に向け、持続可能な開発目標(SDGs)の視点を取り入れ、持続可能な観光(サステイナブル・ツーリズム)の仕組みづくりに取り組んで参ります。

持続可能な開発目標(SDGs)

持続可能な開発目標(SDGs)

「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)は、2015年9月25日に、ニューヨーク国連本部で開催された国連サミットで採択されました。
2016年から2030年までの、先進国を含む国際社会全体における共通の開発目標です。
「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、17の目標と169のターゲットが設定されています。

持続可能な観光(サステイナブル・ツーリズム)

「持続可能な観光」(Sustainable Tourism)は、国連世界観光機関(UNWTO)により、『訪問客、産業、環境、受入れ地域のニーズに適合しながら、現在と未来の経済、社会、環境への影響に十分配慮した観光』と定義されています。
また、国際社会における持続可能な観光のあり方の共通理解と質の向上のための国際基準GSTC(Global Sustainable Tourism Criteria)と認証制度は、国連世界観光機関(UNWTO)を含む約30の国際機関等から構成されるグローバルサステイナブルツーリズム協議会が定めています。
釜石市は、国際基準の認証機関の一つであるGreen Destinations(オランダ)のプログラムを取り入れ、持続可能な観光開発を進めております。

参照
釜石市観光振興ビジョン
釜石市オープンシティ戦略

岩手県釜石市持続可能な観光の国際認証の取組概要

2017年 観光振興ビジョンへの導入

  • 2017年に釜石市が策定した釜石市観光振興ビジョン「釜石オープン・フィールド・ミュージアム構想」では、施策の柱の1つに「サステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の活用と国際基準の導入」を掲げている。
    ⇒ 日本国内で第1号となるGSTC観光地認証の取得を目指す。

2018年 認証機関グリーン・デスティネーションズの認証プログラムに参画

  • オランダの認証機関グリーン・デスティネーションズ(以下、GD)の観光地認証プログラムを採用。
  • GDが運用する国際基準グリーン・デスティネーションズ・スタンダード(100項目)の和訳版等の基礎資料を整備。代表のアルバート・サルマン氏の視察受け入れも行った。
  • 韓国で開催されたGDの研修に釜石市から3名参加。評価作業の技能獲得を図る。

2018年 「世界の持続可能な観光地100選 2018」に選出

  • GDは、認証制度に加えて段階的な表彰制度を設置しており、その入門編とも言える「世界の持続可能な観光地100選」にエントリー。
    ⇒ 結果、「世界の持続可能な観光地100選」に釜石市が日本で初めて選出。
  • GDの特別認証プログラムに参画
    ⇒ 先駆的に取り組む観光地として各国1地域限定の「グローバル・リーダーズ・ネットワーク」プログラム。基本的な認証プログラムへの参加に加え、認証取得に向けたサポート、会員同士のネットワーキングや学びの共有、マーケティングサポート等が受けられることとなった。

2019年「世界の持続可能な観光地100選 2019」に選出/「グリーン・デスティネーションズ・アワード」ブロンズ賞の受賞

  • 取り組み開始から2年目に入り、100項目全ての評価作業を実施。
  • DMCを中心に評価チームを立ち上げ、GDから提供されるオンラインシステムを活用した本格的な評価作業の開始。
    ※オンラインシステムは、各項目毎に評価内容の報告機能と文書保存機能、項目の詳細な説明や手引書、他地域の優良事例などが搭載されている。
    ⇒ 「世界の持続可能な観光地100選」に2年連続で選出。
    ⇒ 「グリーン・デスティネーションズ・アワード」ブロンズ賞を受賞
    ⇒ 「サステイナブル・デスティネーションズ・アワード」アジア太平洋部門シルバー賞を受賞

2020年  「世界の持続可能な観光地100選 2020」に選出

  • これまでに実施した評価作業の全ての内容と評価結果を取りまとめた報告書。
  • 観光地域づくりに関わる様々なステークホルダーとのコミュニケーションツールとして、また、観光地の品質を高める為の推奨施策の提案材料として活用することを目的に発行。
  • 主な内容は、「評価方法の概要」「品質指標」「観光影響分析」「持続可能性の評価結果」「推奨施策」から構成されている。

2021年  「グリーン・デスティネーションズ・アワード」2回目の審査(予定)

  • 100項目全ての評価作業を実施し、報告を行う。
  • 2019年よりも評価を高める必要がある。
  • 次の目標はシルバー賞